上手なお付き合い
最長10年以上の利用も
学生ローンでは一般的な利用年数は1年~3年間位です。
1年で済めば良いのですが、一度借りるとなかなか残高を減らす事ができず、つい長期の利用になりやすいという特徴が多く散見されます。
4年生大学では、留年も含めると最長8年間学生をやるケースも多く、1年生から学生ローンを利用すると最大8年間、場合によっては卒業後も継続利用をすると10年、20年と利用し続ける人もめずらしくありません。
学生ローンの理想的な使い方は、短期の利用が最もベストですが、長期利用となった場合は付き合い方もよく考える必要があります。
そ例えば、一度借りて借りっぱなしはよくありません。
毎月ダラダラと利息だけ返済し、無駄な利息を延々と払い続ける学生さんもいますが、こういった行為は明らかに無駄です。
返せる時は少しでも良いので、元金を減らす努力をしましょう。
特にやってもらいたい事があります。
給料を貰った直後など、できるだけ多くの元金を返済し、途中で生活費など行き詰ったら、追加で借りるなどの対応をするよう心がけましょう。
そうすることによって、元金が減った期間分の利息が浮きます。
減らした元金の金額によっては、毎月数千円も浮かせる事が可能となり、年間計算にすると数万円の節約に繋がります。
これを、さらに利用年数で計算すると、とてつもない金額になる事でしょう。
学生ローンとの付き合いが長ければ長いほど、こうした努力を積み重ねる事が重要です。
このような地道な努力は、皆さん無意識のうちにやっておられる方も多いかと思いますが、重要な事はこれを意識して実践してほしいのです。
意識する事によって、無駄な借り入れを抑えるシナジー効果も得られ、無駄な借り入れを防ぐ事に繋がるのです。
金利の引き下げ対象か確認する
学生ローンでは友人を紹介したり、取引年数が長いなどの場合に、金利を引き下げてくれるサービスがあります。
しかし、黙ってほったらかしでは金利が引き下がっていないケースもありますので、この点は十分に注意して下さい。
学生ローンの金利引き下げは、自動では行っていないケースが多く、自己申告に基づいて条件をクリアしているかどうかの判断が下される仕組みになっています。
申告もせず、黙って10年も支払い続けた場合と、金利の引き下げを受けた場合とでは数万円の差、あるいは、利用金額によっては数十万円の差額になるかもしれません。
●友人を紹介した場合
友人を紹介した場合、金利が安くなります。
ただし、無条件で引き下げてくれる会社と、連絡を必要とする会社がありますので注意して下さい。
最も確実な方法は、紹介した後に紹介した旨を伝える電話を入れる事をお勧めします。
電話連絡を入れる事によって、間違いなく金利引き下げのサービスは受けられるでしょう。
これをきちんとやるのとやらないのとでは、利用年数によってとんでもない差額となります。
以上、学生ローンと長く付き合う上で、重要なポイントを挙げてみました。
1円でも無駄な利息を払わないよう、十分に活用してみてはいかがでしょうか。